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就農

変わった仕事特集
-畜産編-

私達の食を支える、
珍しいけど超重要な仕事をご紹介します。

2019年8月26日更新

え?そんな仕事が!
畜産業界のちょっと変わった仕事をご紹介

私たちが大好きなお肉や牛乳、卵を生産する、酪農・肉牛・養豚・養鶏を中心にした畜産業界。そんな畜産業界には沢山の仕事があります。

今回は、一般的には知られてないけれど「この仕事がなければ畜産業界が成り立たない」、つまり私たちの「食」を支える、ちょっと変わった、そして超重要な仕事を3つご紹介します。

01削蹄師

削蹄師

削蹄師の仕事内容

牛の「蹄(ひづめ)」(足の爪)を機材で切り整え、牛たちの健康守るための仕事です。
牧場の牛は運動量が少なく蹄が自然にはすり減らないため、伸びた蹄を定期的に切り揃える必要があります。蹄が伸びてしまうと牛は姿勢が崩れ、歩かなくなって寝そべりがちになり、様々な病気に掛かりやすくなります。それは乳量が減る・肉質が悪くなる・繁殖率が低下する等の要因となり、経営にも大きな影響を及ぼします。
家畜の病気の中でも、蹄の病気は大きな割合を占めているので、削蹄師は牛の健康を守る重要な役割を担っていると言えます。

削蹄師のやりがい

★お客さんとなる酪農家の皆さんに「病気の牛が減ったよ!」という感謝の言葉をいただける
★手に職ができるので“職人”として活躍できる

削蹄師になるには?

特殊な仕事ですので、ほとんど皆、未経験からのスタートになります。 独学で学ぶことは難しいので、削蹄専門の企業に就職して研修を受けたのち、先輩たちと一緒に働きながら仕事を覚えます。
一人前の削蹄師になるためには長く経験を積むことが必要ですが、現在もこれからも需要がある仕事ですので、収入は安定しています。
削蹄師の求人情報一覧はこちら

02酪農ヘルパー

酪農ヘルパー

酪農ヘルパーの仕事内容

酪農家が休みを取る際に、酪農家に代わって搾乳、餌やりなどの作業を代行する仕事です。
牛の乳は毎日絞らないと病気になってしまうため、酪農牧場は基本的に365日休みがありません。 従業員が多い牧場はシフト制で休みを取れますが、家族経営や従業員が少ない牧場では、旅行はもちろん、冠婚葬祭ですら休めません。そこで、酪農ヘルパーの出番なのです。
どんな仕事でも(たとえ好きであっても)、休みがゼロでは続けられませんよね。 酪農ヘルパーは日本の酪農家にとってなくてはならない、つまり日本の牛乳生産になくてはならない存在なのです。

また多くの牧場を周る酪農ヘルパーは、特定の牧場に就職するのと違い、様々な搾乳・飼養・管理の方法や設備などの中から自分にとって最良のスタイルを見つけることが出来ます。 実際、酪農ヘルパーを経て独立を果たした方も多く、新規就農支援が充実している地域の酪農ヘルパーとなり、経験や資金、人脈を培っていくのも有効です。

酪農ヘルパーのやりがい

★お客さんとなる酪農家の皆さんに「家族旅行でリフレッシュできた」など感謝の言葉をいただける
★様々な牧場のスタイルを学べるから独立希望者は有利

酪農ヘルパーになるには?

農協等を基盤とする事業組合や民間の会社に所属し、依頼に応じて利用者である酪農牧場で作業を代行します。
酪農家の財産ともいえる牛を預かるという責任がある、酪農ヘルパー。その分、入社後の研修制度がしっかりしている事業体が多く、未経験者がゼロから始めるのにも適していると言えます。 酪農ヘルパーの求人情報一覧はこちら

03家畜人工授精師

家畜人工授精師

家畜人工授精師の仕事内容

家畜(牛・馬・豚・めん羊・やぎ等)の優秀なオスから採取した精子を、家畜のメスの子宮に入れて受精させ、優秀な子供を出産させる仕事です。
発情の兆候が見られたら、状態を確認した上で人工授精を行います。農家から「発情したので種付けをして欲しい」と連絡があっても、発情の状態が良くない場合や人工受精するには時期が早い場合には、次回発情まで見送るように勧めたり、数日後にずらすなど、農家さんが納得できるように説明も行います。

牛の場合であれば、肛門から手を入れて直腸壁ごしに子宮頸管を掴んで固定し、反対の手で陰部から子宮頸管へ精液注入器(細長い注射器のようなもの)を通して精液を注入する「直腸膣法」という方法が一般的です。

また、直接的な作業だけでなく、乳牛なら「乳質を上げたい」のか「乳量を増やしたい」のか、肉牛なら「肉質を上げたい」のか 「増体量の多い仔牛を産ませたい」のか等を農家と相談して種付けする血統を決めたり、授精証明書の発行や血統登録等の事務業務も行います。

家畜人工授精師のやりがい

★新たな命を生み出す喜びを実感できる
★経営に関わり、貢献できる(家畜の受胎率は牧場経営に大きな影響を与えるから)

家畜人工授精師になるには?

まずは免許の取得が必要となります。家畜の種類別に免許があり、免許を取得した家畜のみ取り扱うことができます。
農林水産大臣が指定する大学に通う、または各都道府県が家畜の種類別に行う家畜人工授精に関する講習会の過程を終了し(農業経験者でなくとも誰でも受講可能)、その修業試験に合格すれば免許が取得できます。
※獣医師は無条件で同じ業務を行うことができます。

就職先は牧場や家畜保健衛生所、市町村役所や農協など様々ですが、求人のほとんどは牧場です。家畜人工授精師有資格者には資格手当が出ることが多いので、畜産業界では比較的高収入が見込めます。

また家畜人工授精師の免許取得後に講習・試験を受けられる「受精卵移植技術者」の免許も取得し、さらに活躍の幅を広げる人もいます。 家畜人工授精師の求人情報一覧はこちら

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