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就農

未経験・無資格から

農業に転職できるのか

農業生産職に就くために最も必要なものとは
何かを考えてみましょう。

2020年8月28日更新

農業ってやはり
生産のイメージがあるけれど

未経験から転職に
挑戦できるのか知りたい!

ネット社会がどんなに進んでも100年先もなくならない職業=「農業」という理由から農業生産職は新しい価値をもって注目されていますが、法人化されている農業生産の企業へ転職を考えた場合に、果たして未経験・無資格で面接から採用まで到達することはできるのでしょうか。
ここから実例をもって解説していこうと思います。

01農業生産職の経験とは何か

そもそも農業生産の業界ではどんな人を経験者と呼ぶのでしょうか。

経験者の定義

農業生産職は野菜などを育てる耕種農業と家畜を扱う畜産農業の二つに大きくわかれます。
農業生産の業界で「私は農業生産職の経験者です!」と胸を張って言えるのは、耕種農業もしくは畜産農業を行う個人農家か生産法人で、最低1年以上正社員として働いていた人を言います。
それ以外の場合は「私は農業生産職の経験者です!」と言っても一般的には業界内で説得力を持ちません。

農業生産経験者=耕種農業or畜産農業の生産現場で1年以上、正社員として働いた事がある方
レアケースとして実家が専業個人農家の場合に、家業をよく手伝いながら農家の働き方を家族として間近で見て育った方は経験があると言える場合があります。

さらに説得力を増す運転免許について

さらに説得力を増す運転免許について

農業生産職の経験者としてさらに説得力を増すいくつかの運転免許があります。

大型特殊免許
一番メジャーな資格が大型特殊免許です。
通称「ダイトク」と言われる免許ですね。
トラクターや重機を運転できることはもちろんですが、公道を走っていくつかの農場を行き来する事もできるようになります。

牽引免許
農耕車牽引免許を持っていると農場で使う多種多様な機械を牽引する事ができます。

マニュアル普通自動車免許
日本が産んだ農業の味方!それが軽トラ!
どんな大きな農業生産現場でも軽トラが大活躍していて必ずマニュアル車です。
収穫した農産物・機械・農薬・堆肥・その他なんでも軽トラが最初に農場とマーケットを繋いでいるのが実情です。

最低限のオートマ普通自動車免許
何にせよ最低限、オートマ普通自動車免許は必須です。
仕事で使うということもありますが、農業生産は都市部では行われていないので車を運転できないと、そもそも生活ができないからです。

フォークリフト作業免許
フォークリフト作業免許は、収穫して軽トラで運ばれてきた農産物を一時保管する倉庫に収容したり、出荷のために迎えにくる大型トラックに積み荷したりする場面で活躍します。
トラクターだけでなくフォークリフトを所有している農家も多いので重宝する免許です。

ダイトク、ケンイン、マニュアル、フォークリフトの免許を全て持っていたら、農業生産職の経験者としての説得力も満点で「私は即戦力になれる!」と胸を張って言って大丈夫です。

畜産から耕種へ業種が変わる場合も経験者?

例えば養豚からトマト生産へ、花の栽培から酪農へ、など業種が変わっても経験者と呼べるのでしょうか?
答えとしては、転職希望先が今までと違う業種・職種の農業生産を行っていても、1年以上正社員として働いていたなら経験者であることは間違いありません。
同じ農業生産という大きな視野に立ってプラス評価で選考してもらえるのが農業という業界です。

02全くの未経験・無資格から農業生産職へ

生産業界は未経験・無資格者を対象に人材採用計画を立てている

農業生産を行っているほとんど全ての専業農家と農業生産法人は、未経験者、要するに農業の全くの素人を採用して経験者に育て上げる事を前提として人材採用計画を立てています。
日本の農業は世界でもトップクラスの技術と安全品質を誇りますが、農場規模の大小によらず、個人事業主か法人かによらず、その農場固有の生産技術を仕事の中で身につけさせるOJTにも長けています。
「技術は見て盗め!」的な職人気質なOJTが行われている業界だと考えている方がいたらそれは間違いで、やる気さえあれば本当に参入しやすいのが農業生産の業界です。

代表的な耕種農業の求人例
  • 年齢:40歳まで
  • 経験:未経験OK
  • 免許:普通自動車免許(MT必須)
  • (年齢は長期勤続によるキャリア形成のため若年者等を対象)

当社では現在、更なる規模拡大に向けて正社員を募集しています。
代表やベテランの先輩社員が基礎からしっかりお教えするので、未経験の方でも安心してご応募ください。
多品目の野菜生産に始まり、営業や6次化加工、販売に至るまで、農業経営に必要な実践的な経験を積むことができます!

代表的な畜産農業の求人例
  • 年齢:不問
  • 経験:未経験OK
  • 免許:普通自動車免許(AT限定可)

お任せするのは搾乳や牛舎清掃など、酪農業務全般です。
牛への接し方など、基礎からていねいに教えていきますので酪農未経験の方でもご安心ください。
家族経営のため少人数ですが、その分コミュニケーションが多くアットホームな牧場です。
分からないことや不安なことも相談しやすい環境です。

未経験・無資格の人を採用する際、採用側はどこを見ているのか?

未経験・無資格の人を採用する際、採用側はどこを見ているのか?

どんな業界でも雇う側が失敗したと思うのは、すぐに辞められてしまった時です。
(なぜならば採用活動にはコストと労力が必要だから!)
農業生産職は決して定着率が良いとは言えない業界ですから特にです。

・この人は、果たして本当に続くのだろうか?
・イメージしている農業と現実の誤差を自分で埋めていってくれるだろうか?
・そのためのモチベーションがあるのだろうか?
・そもそも農業生産という職業を楽しめるだろうか?


採用側は必ず最初にこれらの事を考えて面接に来た方々を選考しています。
ですから面接に行く農業生産未経験の方々の側にとって一番大切なのも、その農場での仕事を職業として好きになれそうか楽しめそうかどうかです。

よくある失敗例としては、田舎でのんびり仕事できる、雄大な自然の中で仕事もプライベートもマイペースにロハスに過ごせる、の感覚で求職者が農業生産を希望した場合です。
農業生産業界は歴とした産業であり、日本産の食料というフィールドで全事業者はビジネスとして取り組んでいるので、職業として仕事をする心構えができていないとはっきり言って困るわけです。
逆に、農業が全くの素人で経験がなくても前職までに社会人としてあげた成果やPRできるものがあれば、社会人としてきちんと評価してもらえます。

未経験者が面接で聞くべき事

未経験者が面接で聞くべき事

未経験の方々は面接の時、もしくは職場体験の時に何を観察して、何を尋ねるべきなのでしょうか?
もちろん目的は、就職後のミスマッチを防ぐためです。

1)どのような基準で仕事ぶりが評価されるのか
2)通常の就業時間やシフト制の仕組みについて
3)農繁期などの年間スケジュール
4)同僚社員の暮らしぶり
5)会社独自の支援制度や手当てがあるのか


社長や農場長の勘で評価されるのか、仕事の質をランクや数字にして評価してくれるのか、もしくは独自の評価制度があるのか、その辺りを聞いてみましょう。
自分が納得できる評価の基準があるかないかだけで、就職したい農場かしたくない農場かを決めてもいいほど大事なのが1だと覚えておいてください。
もし1から5まで全てに納得できる明快な返答が返ってきたら、あなたにとってその農場は新たな職業にする価値がきっとあるでしょう。

03まとめ

まとめ

農業の生産を職業したいかもしれないと思った時に、農業生産経験や特殊な免許は一切必要ありません。
(普通自動車免許は生活するために必須ですが。)
特殊な学校で農業技術を学んでおく必要もありません。

・失敗しないために一番必要なのは、自分が職業として農業生産職を考えているかの確認をしておくこと。
・失敗しないために一番重要なのは、自分が納得できる農場を見つけること。


の2点だけ。
農業の業界では、最低限この二つが揃っていなければ必ず自分の決断を後悔することになりますし、最低限この二つが揃っていれば勇気を持ってその新たな職場にチャレンジする価値が充分にあります。

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