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農業ビジネス

農業コンサルタント
とは?

農業の発展を通して地域の活性化にも貢献できる
農業コンサルタントの仕事をご紹介します。

2019年3月4日更新

アグリビジネスの可能性を拡大!
農業コンサルタントの仕事とは?

従来の農業とは異なり、近年は農業を「ビジネス」として「経営」していく必要があります。農業は、地域が違えば生産する作物も違い、展開するビジネスももちろん変わってきます。そのため、農業ビジネスは多様であり、地域や農業者、そして消費者ニーズに適したものでなければなりません。
農業コンサルタントは、幅広い知識や技術が必要となる農業経営をサポートし、「儲かる農業」へと導くパートナーとして活躍しています。

01農業コンサルタントとは?

農業コンサルタントの元、農作業を行っている女性

農業コンサルタントとは、農業分野におけるコンサルタントを行う農業経営者の頼れるパートナーです。地域や農業者に応じた農業経営に関するアドバイスはもちろん、生産・販売・加工にいたるまで幅広い視点からアドバイスを行い支援します。
一般的なコンサルタントとは違い、経営面だけでなく、農業における課題解決、農業を通じた地域活性化、6次産業化支援、新しい農業技術の活用、海外進出に向けた支援など、さまざまな分野を扱います。

従来の農業とは異なり、近年は単に農産物を生産するだけでなく、加工や販売まで分野を拡大しているほか、農業を通じた地域活性化が求められています。海外展開による事業拡大を目指す農家・農業法人も増えています。
儲かる農業として成功するには、他分野の知識が不可欠であり、それをサポートする農業コンサルタントが求められています。

02農業コンサルタントの主な仕事

苗の業況を確認してる女性農業コンサルタント

農業コンサルタントの仕事の内容は多岐に渡りますが、主な業務として以下の3つが挙げられます。

経営サポート

農業コンサルタントに相談してる男性

農業経営をビジネスの観点から、アドバイスします。
農業に限らず、経営を進めるには経営プランが必要になりますが、農業は天候によって品質や数量が大きく左右されることから、プランを立てにくいのではないか…と考える人も少なくないでしょう。しかし、農業経営の発展に向け、気象条件の影響に対応した安定的生産を図るなど、計画的・安定的生産に向けた取り組みが進んでいます。

農業コンサルタントは、経営プランにそった営農のサポートはもちろん、経営の改善・発展、さらには事業の拡大に向けたトータル的なコンサルティングを行います。

実際の業務例

「経営サポート」と一言で言っても、その業務はさまざまであり、地域や農家によっても違ってきます。経営プラン策定のサポートから、それを実現するための労働力の確保、新しい生産技術の導入、さらには簿記記帳に向けたパソコンの導入、記帳の指導などもあります。
経営プランを立てるだけでなく、それを実現するためのサポートを行うのです。

6次産業化支援

資料を使って説明をしてる農業コンサルタントの男性

「6次産業化」とは、生産はもちろん、加工・流通・販売にまで生産者が関わり、その付加価値を生産者が獲得できる仕組みです。しかし、生産のプロフェッショナルであっても、加工や流通、販売においては初心者であり、専門知識を持った人のサポートが必要となるケースが多いです。

6次産業化を目指す農家や農業法人は、果樹もあれば野菜、米、豚・牛などを生産している場合もあるでしょう。また、加工品販売だけでなく、農村レストランや農家民宿、グリーンツーリズムの経営を目指す農家も多いです。
単に、事業開始までの流れをつくるだけでなく、生産物の価値を高め、中間コストを抑えるなど、多くの利益を得るためのサポートを行っていきます。

実際の業務例

6次産業化支援は、「そもそも、6次産業化が必要なのか」ということから始まります。6次産業化には多額の投資が必要になることから、ビジネスとして成り立つのか、成果をあげる見通しはあるのか、といったことから見極めることが必要となります。

また、実際に6次産業化を行うにあたり、生産との両立や適性価格の設定、持続的に経営するための体制づくり、販売先の確保など…さまざまな問題が生じてくるでしょう。
農業コンサルタントは、これら一つひとつの課題を解決し、6次産業化成功に向けたサポートを行います。

人材育成

農業研修を受けている若い男女

人材育成は、農業界だけでなく、どの業界においても企業が成長していくために欠かせません。近年は、農業界においても農業経営の法人化や規模拡大、経営の多角化が進み、多くの従業員を抱える農業法人も増えています。
家族経営には、家族だからこそのメリットも多くありますが、「経営と生活の境目が明確でない」といったデメリットもあります。農業法人として経営するメリットを最大限に生かすため、人材育成の面からサポートしていきます。

カリキュラムに沿った研修の実施やリーダーの育成などにより、一人ひとりの能力高め、業務の改善、作業における問題発生の回避、さらには経営改善につなげます。

実際の業務例

農業法人で働く人材の育成はもちろん、これから農業を始める人材の育成も行います。農業が抱える問題に、農業従事者の高齢化や担い手不足がありますが、人材育成はこれからの農業を担う人材の確保につながり、日本の農業を支える大きな役割を持っているとも言えるでしょう。

農家や農業法人での研修や農業経営・農業関連資材などの勉強会、販売ルート開拓に向けたアドバイスなど、農業経営を始めるためのトータル的なサポートを行う場合もあります。

03農業コンサルタントの
サポートが地域を支える

収穫したばかりのカブを見ている女性たち

農業のコンサルティングにおいて、他の企業や自治体、地域との連携が重要になる場合も多くあります。地域としてのブランド化が、農家・農業法人の経営強化はもちろん、地域全体の活性化につながっていくのです。

農業の発展は、地域の活性化において大変重要なカギとなります。農業コンサルタントという仕事は、農家や農業法人のサポートであり、地域活性化のサポートでもあると言えます。10年後20年後の先を見据え、持続的な発展に向けたサポートにより地域を支え、日本の農業を支える仕事と言えるでしょう。
時代や消費者のニーズを常にとらえ、地域の特性を活かした事業戦略を考えていくことが求められます。

04農業コンサルタントになるには?

タブレットを手に畑にいる女性農業コンサルタント

農業コンサルタントになるには、特別な資格や技術が必要になるわけではありませんので、誰もが目指すことのできる仕事と言えます。
しかし、農業コンサルタントに限らず、コンサルタント業務で求められる資質として、コミュニケーション能力や人間としての魅力、相手の期待に応えようとする責任感などが挙げられるでしょう。
また、分野は異なりますが、コンサルタントとしての経験も就職において優位に働く可能性が高いでしょう。

「農業経営アドバイザー」資格

「農業経営アドバイザー」とは、農業経営者に対し、経営改善サポートができる人材育成を目的とした制度であり、日本政策金融公庫が認定しています。資格を取得するには、計5日間の研修と試験を受けます。最初の4日間で研修を受講し、最終日の試験で合格する必要があります。
資格取得によって、税務や労務、流通などの経営に必要な知識、農業生産に関する理解など農業経営に関するアドバイスを行うノウハウを持ち合わせていることを証明できます。

農業経営アドバイザー資格は、農業コンサルタントになるために絶対必要な資格ではありません。しかし、農業コンサルタントとして活躍したい人が学ぶべき知識を身に付けられるでしょう。

05農業コンサルタントの主な就職先

都会のビル群

農業コンサルタントの主な就職先として挙げられるのが、コンサルティング会社ですが、総合的なサービスを提供する企業もあれば、経営戦略をメインに行っていたり、人材育成が専門としていたり、企業によって違いがあります。
その他、農業資材メーカーや税理士法人、会計事務所などで活躍する農業コンサルタントもいます。

06農業コンサルタントの求人

農作物の育成状況を確認している女性農業コンサルタント

農業における法人化・多様化が進んで、農業コンサルタントの需要が高まり、農業コンサルタント求人も年々増えてきています。
今後、農業界がさらに発展していくと、さらに農業と経営の知識を持ち合わせたコンサルタントへのニーズが高まっていくでしょう。

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