就農者インタビュー特集

長江 徹 さん
Profile
年齢:34歳
経歴:岐阜県出身。大学は農学部へ進学し農業経営を専攻。 卒業後は進学塾での塾講師勤務を経て、株式会社井出トマト農園に入社。
勤務先
株式会社 井出トマト農園(神奈川県)
事業:施設トマトの生産・販売、トマト加工品製造・販売、トマト苗販売/スタッフ30名

農業を目指したきっかけ

もともと農業に興味があり、大学では農学部に入学した長江さん。しかし、当時は農業を“仕事”にするつもりは無かったそうです。

『農業に興味があって、とりあえず大学で学んでみたかった』

僕の父親が花屋を営んでいて、ハウス(温室)で花を栽培していたんです。 なので、生まれた時から農業には慣れ親しんでいました。自然と父親の仕事である農業に興味が湧いて、農学部への進学を決めました。 4年間、農業について幅広く学び、卒業論文は農業経営についてまとめました。 しかしいざ就職活動!となった時は、一般企業に勤めたい気持ちの方が強くて、就職先は進学塾に決めました。 『いつかは農業したいな』という漠然とした想いはあったのですが。 そして30歳を過ぎてから当時の漠然とした気持ちがだんだん本気になってきて、農業の仕事を探し始めたんです。 塾講師の仕事もちょうどいい区切りだったので『今しか無いな』と思いました。

農業での仕事選び

もともとは地元の岐阜県で仕事を探していたけれど、あまりピンと来なかったとの事。視野を広げ第一次産業ネットで仕事を探し始めた長江さん。数ある求人から井出トマト農園を選んだ理由とは?

『井出さんの経営姿勢に、とにかく驚いた』

就職先を探す際は、イチゴやトマトなどの『施設野菜』に業種を絞っていました。イチゴもトマトも世の中ですごく需要がありますし、将来性や伸びしろがあるのではないかと感じていました。地元の岐阜県でも仕事を探していたのですが、あまりピンと来ず、第一次産業ネットでも仕事を探しはじめました。トマトを生産している農家さんは多くありましたが、その中でも特に目を引いたのは井出トマト農園だったんです。栽培の各工程をデータで管理している点や、販売方法、その他の取り組みなど、いろいろな要素が自分の求めていた農業のスタイルと合致したんです。面接の際には施設の見学もさせてもらいましたが、とにかく驚きました。設備はもちろんですが、井出さんの経営に対する姿勢やビジョン、目指しているモノは、これからの農業の形としてあるべき姿なんだなと感じました。

農業へ就職してみて

大学で農業を学んでいただけあって、就農前とのギャップはあまり感じなかったそう。それでも一つだけ、予想外の事があったそうです。

『全てにスピード感を感じます。瞬間、瞬間で変わっていく』

就職後のイメージは“だいたい予想通り”といった感じです。農業経営も勉強していましたし、感覚は掴んでいました。 でも井出さんの作業スピードの早さには驚きました。あっという間に次々と仕事をこなしていくので・・・でも、しばらく仕事をするうちに、トマトが天候などの影響でかなり敏感に変化していく事に気付きました。「あぁ、井出さんはトマトの状態に合わせて、先を見越して仕事をしていたんだな」とそこで理解しまして・・・とにかく、全てにスピード感を感じます。1~2日とかそういうレベルではなく、瞬間、瞬間で状況が変わっていくので、それを見極めてどう対策を練っていくのか考えるのが難しいですね。

今後の目標

農業を学んだとは言え、やはり現場に出てみると新たな発見があったという長江さん。今後の目標はどう描いているのでしょうか。

『修行しながら、自分ができる事を考えて行きたい』

まだ就農して間もないので、今はとにかく仕事を覚えることが第一です。しっかりノウハウを身につけて、井出さんからたくさん仕事を任せてもらえるようにしたいと思っています。まずは目先にある技術を習得していって、修行しながら、これから自分ができる事を考えていきたいと思っています。

農業を志す方へメッセージ

最後に、就農前と後に得た経験や喜びをもとに、メッセージを頂きました。

『現場を見て、できることなら体験をした方がいい』

いきなり現場に行って、働き始めるというのはとてもハードルが高いと思います。遠方であればもちろん交通費はかかりますが、それでもちゃんと事前に現場を見て、できる事なら体験をさせてもらって、自分が働く際のイメージを湧かせたほうが良いですね。それともうひとつ“経営者がどんな人か”というのも重要なポイントだと思います。経営に対する姿勢、もし自分が就農したらどんな仕事をさせてもらえるのか、気になることはとことん聞いた方がいいと思います。
あと最後に、これは就農してからの話なのですが、栽培したトマトを地元のファーマーズマーケットで陳列していると、お客さんが一斉にトマトを目当てに集まってきてくれるんですよね。「成果が目に見える」というか、その場で評価してもらえるので、すごく嬉しいです。ファンを目の当たりにできて、心の底からやる気が出てきます。農業始めてよかったなぁ・・・と思える瞬間のひとつですね。毎日すごく充実していて、楽しいです。
株式会社 井出トマト農園
「おいしさ」「安全」「新鮮」をテーマに、お客様に最高のトマトをお届けすることを基本理念とする農園。ロックウールによる水耕栽培を用いて大玉トマト、ミディトマト、ミニトマトなどを栽培しています。また、IT技術を活用した、統合型ハウス内環境制御の観測データ収集や、栽培データの蓄積も積極的に推進。2013年7月には「第62回全国農業コンクール」にて「名誉賞」「農林水産大臣賞」を受賞したほか、最新技術の導入や海外視察も積極的に行っており、業界内でも注目を集めています。2014年1月に法人化。
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