就農者インタビュー特集

中島 和穂 さん
Profile
年齢:27歳
経歴:地元の大学で経済学を学び卒業後、アルバイトを経て2009年に古川農園に入社。現在は入社6年目。
勤務先
古川農園(福岡県)
事業:八女茶の栽培製造販売/ スタッフ2名

農業を目指したきっかけ

農業6年目の中島さん。最初は就職までのつなぎのつもりで農業アルバイトを始めたそうです。社員となり本格的に農業を始めたきっかけは 、そこで出会った事業主の人柄でした。

『農業をするつもりは、全く無かった。』

私、就活してなかったんですよ。そうしたら地元の同級生から『手伝いに来てくれ』と言われて、同級生のいる八女美緑園製茶に来たんです。 1ヶ月位アルバイトでお手伝いをしました。 美緑園は4軒の茶農家が共同経営をしている農事組合法人ですが、そのうちの1軒であり、美緑園代表も兼任している古川さんに『うちに来んか』 と言って頂いたのがきっかけです。実を言うと、農業を仕事にする気は当初全く無かったんです。 きついとか、大変そうとか、農業の悪いイメージがあったので。ですが実際にやってみると案外楽しいなと気づいたんですよ。 美緑園では生産の他に加工や販売など色々な事業をやっているので、農業のイメージも変わりました。 こんなに楽しいなら本気でやってみようと思ったんです。

農業での仕事選び

農業が意外に楽しいと気づいた中島さん。いざ社員として入社する時に、決め手になったのは代表の人柄でした。どんな所に魅力を感じたのでしょうか?

『この人となら、楽しく働ける』

古川さんは、自身が経営する古川農園の後継者候補を探していました。 私は大学では経済学専攻で農業の知識も無く、経験もその時のアルバイト1ヶ月だけだったのですが、古川さんは『農業に詳しくなくても良いから』と言ってくれました。 美緑園でのアルバイトの期間、私が働く様子を見た上で声をかけてくれたので嬉しかったですね。 私も古川さんとなら、きっと仕事を楽しめると思って決めたんです。 農業だと「オラー!」 と怒鳴られたりするイメージもあったのですが、古川さんは人が良くて、噛み砕いて話をしてくれるし、私の話も親身に聞いてくれました。 「技 は見て盗め」というのでもなくて、具体的に教えてくれるので理解も進みやすかったです。 古川農園なら未経験の自分でも農業をやっていけると 感じました。

農業へ就職してみて

農業の楽しさに気づいて、本格的に農業を始めた中島さん。現在は6年目ですが、どのようにステップアップしてきたのでしょうか。

『色々な経験を積めて、うれしい。』

入社してみたら農業は楽しいし、仕事のストレスはありません。 キツい面は確かにあります。 夏場の作業は暑いですし、重いものを持つ作業もあります。 ただ、それも1年経ったら慣れて、キツいとも思わなくなりました。 事業範囲が広い分、やることも覚えることも多いのですが、パンクはしませんでした。 仕事は順番に覚えます。 最初は茶畑の仕事だけをしっかり教えてもらって、その後徐々に幅を広げてステップアップしていきます。 古川さんだからかもしれないですけど、いわゆる普通の仕事ではできなかっただろうな、という色々な経験を積ませてもらっています。 お茶は機械化が進んでいるのですが、大型機械の乗り方も最初の頃から教えてもらって、うれしかったですね。 色々と挑戦の機会を与えてもらえるし、できるようになってくると、自分で考えて工夫する楽しみも出てきます。

今後の目標

中島さんは、お茶をきっかけに農業の楽しさに気づきました。ですが今はまた違った楽しみも見つけたようです。

『お茶以外にも挑戦していきたい。』

今は茶畑での仕事がメインなので、今後は加工場の仕事など、他のことにも挑戦してみたいと思います。 そして自分でできることが増えて、余裕が出てくれば、野菜にも挑戦したいと思っています。 去年リーフレタスを作ってみたら、これがすごく楽しくて。 お茶って収穫が翌年なので待つ期間が長いのですが、野菜は数週間単位で『あ、こうなったんだ』と、成長や変化が見えやすい楽しさがあります。 軸足はお茶のまま、お茶と野菜の両方を楽しんで行きたいですね。 将来的に古川農園の後継者として経営をまかされても、古川さんにはずっと元気に口出ししてもらいたいです(笑)。

農業を志す方へメッセージ

意外に面白い。そんな気づきから、農業への考え方を変えた中島さん。農業をする上でも、柔軟に切換えが求められるのではないかと考えています。

『柔軟な方が向いていると思います。』

あんまり神経質過ぎるとやりにくいかもしれないな、と思います。 天気が急に変わったり、予め計画を立てておいても、急に変えたりすることもあるためです。 なので、柔軟な方が農業に向いているのではないでしょうか。 お茶だからというのではなくて、農業全般でそう言えるのではないかと思います。 例えば雨が降ると急に仕事が休みになる時もあれば、雨が降っているのに急ぎの仕事が入る時もあります。 そんな時に、融通や切換えを柔軟にできないと農業は厳しいかもしれませんね。 おすすめは、まずは体験すること。やってみて楽しめるなら、どんどんやってみるといいと思います。
古川農園
かつてはお茶の生産の他に、稲作や施設野菜や養鶏などの多角経営をしていた古川農園。 3代目の古川代表からは、茶の生産に特化した単作経営に切換え、大型機械導入での効率化と規模拡大を進めてきました。 今年からお茶の他にリーフレタスの試験生産も開始し、生産時期等でお茶と相 性の良い野菜生産への取り組みも進めています。 古川農園は、4軒の茶農家が共同経営する「農事組合法人八女茶美緑園製茶」に参加し、お茶や 碾茶の加工販売、直売店や飲食店の運営も行っています。
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