就農者インタビュー特集

榊原 弘大 さん
Profile
年齢:24歳
経歴:立命館大学生命科学部で微生物学を学んだ後、2013年に株式会社さかうえに新卒入社。現在は入社2年目。
勤務先
株式会社さかうえ(鹿児島県)
事業:ケール等の生産販売、畜産用飼料の生産加工販売/ スタッフ40名

農業を目指したきっかけ

食品メーカーなどの製造業へも就職者の多い学部から農業へ。その理由には生物や土への強い興味があったようです。もっと研究したいという想いから、榊原さんは生産現場に立つことになります。

『研究は事業の先にあるもの。土の現場へ行こう。』

そもそもは農業というより生物が好きなんですよ。動いているものの中が“ああそうなんだ”と仕組みを知ることが面白いんです。大学でも、この仕組みをこう変えるとこうなる、というつながりを知るのが好きでした。生物や微生物に元々興味がありましたが、大学では特に土への興味が強くなりましたね。卒業後の進路を考える時には大学院に行って研究を続けるかどうか迷いました。ですが、土の現場を知りたいと思い農業で働くことに関心を持ちました。面接での社長のお話からも、研究は事業として成り立つ先にあるものだという印象を受けて、研究の視点も持って農業に取り組もうと思ったんです。他業界でも研究やハウツーはビジネスの上に生み出されているのだと思いますが、それを農業で実践してみたいと思っています。

農業での仕事選び

全国を対象に就職先を探した榊原さん。株式会社さかうえが一番おもしろそうだった、と話してくれました。具体的にはどのようにして就職先を決めたのでしょうか?

『おもしろいことができれば、場所はどこでもいい。』

就職先を選ぶ際には、農業界でのトップ企業で働きたいなと思っていました。また、職場の方々と意見交換ができるかどうかもポイントでした。さかうえには“さかうえ大学”というのがあって『自分はこう思う。いや自分はこうだ。』というのが発信できるため、まさに理想的な環境でした。就職先を探す時に使用したのが第一次産業ネットです。おもしろいことができれば場所はどこでもいいと思っていたので、全国を対象に探しました。その中でおもしろそうだ、というのが一番伝わってきたのが、株式会社さかうえだったんです。求人からさかうえが取り組んでいることや向かっていく方向が見えたので、そこから企業ホームページを見てさらに情報を得て、応募に至りました。

農業へ転身してみて

土への興味がきっかけで農業に挑戦した榊原さん。今は事業としてトータルで学べる環境や、議論の盛んな職場風土に刺激を感じて楽しんでいるようです。

『トータルで勉強して、その先で土のおもしろさを追求したい。』

1年目は作業に追われていました。知らない作業ばかりで、先輩達の作業スピードに付いていくのがやっとでした。2年目になって認められてくると色々な人から話も聞けるようになって、ビジョンを感じられるようになってきました。外部出張に同行させてもらったり、外部の方がいらっしゃる際にお話を聞けるのも刺激的です。皆での議論にも加われて、刺激とやりがいを感じています。微生物に関しては自分の方が知っているなという場面もありますが、土だけではなくトータルで農業を勉強していきたいと思っています。例えば、先輩の計画を達成する、皆が収穫時に苦労しないように全部生育を揃える、など。土のおもしろさを追求するのはそれらができてからです。先輩も皆さん色々な関心を持って入社されていますが、トータルで勉強していけるのがさかうえの良いところだと思います。優先順位として今集中しているのは、ちゃんと作れて、ちゃんと稼げること。その先で、次のステップとしてどう作るか、と自分で時間を作って興味を深めていきたいです。

今後の目標

口で言うだけでなく、実績を出していきたいと言う榊原さん。土への興味や社長を超えるという目標を持ちながら、日々の作業に目的を持って取り組んでいます。

『自分でビジョンを描いて、社長も超えていきたい。』

2年目になって、ビジョンを感じられるようになりました。3年目、4年目では自分でビジョンを描いて、ゆくゆくは独立をして社長を超えていきたいです。社長からは“まだ勉強不足だろー。言葉では簡単だ。”と怒られているんですけど(笑い)。だけどプレッシャーもかけられているんですよ。“農業を始めたのは、俺よりお前のスタートの方が半年早いんだからな。”って。だから同じ期間で同じレベルに達しなかったら私の負け、という競争なんです。先輩から教えられたことをそのまま受け売りにしてそのままやろうとは考えていなくて、課題や問題点やもっと良いやり方を見つけられるようになりたいな、と考えて日々の作業をしています。例えば同じ作業でも他の方よりも自分の方が効率よく広い面積をやるんだ、というようなことを常に意識しています。負けたくないな!と意地を張って。口で言うだけなのは嫌いなので、どの作業でも実績を出してステップアップして行きたいです。将来的には、土の複雑系をこうしたらこうなる、というのを見えるようにしたいですね。

農業を志す方へメッセージ

自分の関心の方向と企業の方針がマッチすることが大事だと榊原さんは考えています。今の正解にもあえて疑問を投げかける、建設的な“ひねくれもの”を農業界に誘いたいそうです。

『今あるテンプレートの上を、一緒に目指しましょう。』

売り先であるお客様までちゃんと見て、仕事を選ぶのも大事なポイントの1つだと思います。例えばさかうえの場合では、富裕層というよりは大衆向けのスタンスでやっています。さかうえがトマトをつくったとしても、糖度の数字重視の甘いトマトはやらないかなと思うんですね。就農先を選ぶ際には、どういったものを誰向けに作るのか、それが自分の感覚と合っているか、を掘り下げて考えてみてはいかがでしょうか。後は、農業界にもっと“ひねくれもの”が増えてくれたら良いなと思います。今あるものが絶対正解だったり完璧なテンプレートだと思わずに、上を目指していける人です。私もそんな風に“もっとこうしたらこうなる”というのを探せる人を目指しています。先輩や上司にもズバズバ意見を言って、農業界で一緒に挑戦していきましょう!
株式会社さかうえ
農業界のパイオニアとして、IT技術を取り入れた先進的農業経営を実践する株式会社さかうえ。ケール・馬鈴薯等の“契約栽培事業”、国内循環型の農業を目指して100%Made in Japanのデントコーン(飼料用トウモロコシ)を生産・加工・販売する“牧草飼料事業”、農産の資源を活用した“新規事業”の3本柱を軸に、枠にとらわれない農業ビジネスを展開しています。農業のプロ集団さかうえには、土壌・肥料・植物生理学・農業経営にいたるまで、農業ビジネスをするうえで必要な技術や知識を学ぶため、全国から挑戦者が集まっています。仕事が終わったあとに開催される「さかうえ大学」でも自主的に勉強する社員の多いさかうえでは、向上心の強い新たな挑戦者を募集しています。
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