就農者インタビュー特集

中島 文和 さん
Profile
年齢:38歳
経歴:建築業やブライダル業、鉄鋼業などを経て、2013年4月に転職。
勤務先
会社名:留守農場(千葉県)
事業:多品目野菜の生産・販売 / スタッフ7名

農業に転職しようと思ったきっかけ

祖父母が農業を営んでいたという中島さん。幼い頃から農業には親しみがあったものの、今まで農業界とは全く異なる業界で勤めてきました。しかし、38歳のときに4度目の転職として農業界へ。そのきっかけとは何だったのでしょうか。

「祖父の死で農園を継ぐことを決心」

北海道にある祖父母のスイカ農園は後継ぎがいない状況。ずっと気にかけてはいたものの自分が農園を後継することは躊躇していました。しかし祖父の死をきっかけに農園の今後について考えざるを得なくなり、先祖代々受け継がれてきた農園を自分が守ることを決意しました。農園を受け継ぐために、まずは他の農園で経験を積みたいと考え、研修先を探し始めました。

農業での仕事選び

早速、中島さんは第一次産業ネットで研修生として受け入れてくれる企業を検索。そこで留守農場に出会いました。祖父母の農園がある北海道ではなく、千葉県の留守農場を選択したその理由とは。

「基礎から本格的に学びたい」

留守農場に決めた理由は2つあります。1つ目は、生産から営業・販売までトータルで学べること。将来的に農園を継ぎ生計を立てていくためには、生産した農産物の販売戦略が重要になると考えていました。生産に特化した研修制度が多い中、留守農場の研修は生産から営業・販売までトータルに学ぶことができるため、将来の農場経営に役に立つ、中身の濃い経験ができていると思います。2つ目は、様々な種類の野菜の栽培に携われること。今は一年を通じて約40種の野菜を栽培しています。北海道では冬になると雪のため農作業がストップしてしまいますが、ここ千葉県では一年を通じて栽培技術を学ぶことができます。独立までに多くの栽培知識を学びたいと考えていたので、まさに理想的な環境でした。

農業へ転身してみて

これまで様々な業界を経験されてきた中島さん。他業界での経験が農業にも活きているといいます。

「農業ではこれまでの経験を活かすことができる」

例えば、野菜の販路開拓を行う際には前職の営業スキルが活きています。農業といえば農作業しか行わない体力勝負のイメージがあると思いますが、それだけではありません。どんな野菜を、どれだけ育てて、どう売っていくか、販売管理や経理等の経営センスも必要とされる、非常に厳しくもやりがいのある仕事です。一見、農業とは関係が無いように思える知識も、自分の工夫次第でいくらでも活かす事ができる、これが農業へ転職する醍醐味だと思います。

今後の目標

中島さんは就農されてまだ約半年ですが、将来の農場経営に向けて着実に一歩一歩前に進んでいます。そんな中島さんに、今後の目標を語って頂きました。

「もっと実力をつけ、農業を五感で感じたい」

もっと実力をつけ、農業を五感で感じることができるようになりたいです。自分では気をつけているつもりでも、おやじさん(留守さん)に指摘されて畑の小さな雑草に気付くこともあり、まだまだ自分の経験不足を痛感します。農業は『知力・観察力・創造力・行動力・洞察力』の人間の五感の全てを使う総合力の産業ですが、日々の研修の中でこれらの感覚を磨き、将来の独立に備えたいと思っています。

農業を志す方へメッセージ

様々な経験を経て、38歳で就農された中島さん。最後に、農業を目指す方に向けてのメッセージを頂きました。

「色々な社会経験を積んでこられた方にこそ、ぜひチャレンジして欲しい」

農業といえば、「田舎でのスローでロハスな」といった生活をイメージされる方もいるかもしれません。しかし、実際は真逆です。体力的に辛いことはもちろんですが、自然を相手にしているため臨機応変な対応が必要になります。のんびりとした牧歌的な生活をイメージされている方はまず農業の現状を知るべきです。ただし一方で、農業はその厳しさ以上にとても面白いものです。これまでの自らの社会経験を活かして、栽培から販売までの各パートに広い視野で臨み、マネジメントを行うこと、これは農業に転職して気付いた新しい魅力でした。自分の工夫次第でいくらでも仕事の幅を広げる事ができるため、色々な社会経験を積んでこられた方にこそ、ぜひチャレンジして頂きたいですね。
留守農場
千葉県にある留守農場は、主力のサツマイモやトマトなどを始め、約40種類の野菜を栽培しています。現在は7名のスタッフが留守農場で活躍しており、中島さんのように研修を経て独立を目指す方も多いとのこと。そんな留守農場では、個人の裁量権が大きく、自分の栽培したい野菜を手掛けることもできるそうです。中島さんも就農されて間もないながら、以前より興味のあったハバネロやジョロキアなどの珍しいトウガラシを栽培しています。また、生産から営業、販売までを学ぶことができるのも留守農場の強みの一つ。実践的な経験を積む事で、研修生が将来的に自立した経営を行う『骨太な力強い農業者』となれるような取り組みを行っています。
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